国道202号線/204号線
Touring Date:'99/10/30~10/31
|はじめに|ルートマップ|福岡~浜崎|浜崎~呼子|呼子~伊万里|伊万里~平戸|
はじめに
国道202号線/204号線は福岡を起点として玄界灘の海岸沿いに唐津、呼子、伊万里、松浦、田平(平戸島の入口)へと続く道です。今回は秋の風に吹かれて、のんびりと海岸沿いを走ろうと思い計画しました。
福岡から唐津までは海岸沿いの平坦な道が続きますが、唐津を過ぎると次第にアップダウンが多くなります。呼子を過ぎると大きなアップダウンが続き、チャリダーにとっては結構タフなルートでもあります。でも、途中には唐津/呼子/伊万里等、いろいろな見所もいっぱいです。
福岡(堅粕1丁目交差点)を起点とした累積距離は以下の通りです。
・唐津:52km
・呼子:73km
・名護屋城址:78km
・福島:113km
・伊万里:128km
・松浦:151km
・平戸口:168km
このルートをまとめると、
- 街の中を走る区間(福岡・堅粕1丁目交差点~室見川)
車道を走ったり歩道を走ったり、交通量が多いので安全が第一です。
- 西九州自動車道(高架)の下/横に作られた国道202号線バイパスを快走できる区間(室見川~前原・有田西交差点)
道路もきれい、歩道も広い、アップダウンも少ない、気持ち良く走ることができます。
- 国道202号線バイパスが終わり、急なアップダウンが続く区間(前原.有田西交差点~西九州自動車道終点)
西九州自動車道の工事用に作られたとおぼしき急なアップダウンの続く区間です。西九州自動車道の横を走ります。アップダウンがきらいな人は国道202号線へ避難することもできます。
- 西九州自動車道が終り、再び国道202号線バイパスを快走できる区間(西九州自動車道終点~二丈浜玉道路入口)
再び国道202号線バイパス。これまでのアップダウンに耐えた人には快走!できる道が待っています。
- 有料道路(二丈浜玉道路)は走れないので国道202号線へ戻り、狭い路肩を走る区間(二丈浜玉道路入口~浜崎)
国道202号線バイパスはここで終わりです。国道202号線へ戻らざるをえませんが、道が狭くなるので注意して走ること!。
- 国道202号線。海岸沿いに出て景色は良くなりますが、道路が狭いのが難点です。「虹の松原」や唐津市街が見えてきます。(浜崎)
「二丈パーキングエリア」を過ぎて串崎を躱すと正面に「虹の松原」が見えてきます。右手の歩道に移ってしばらくは(この歩道もすぐに終わります)景色を楽しむこともできます。
浜崎入口の橋(玉島橋)を渡って右折し、集落を抜けて浜辺へ出ると「虹の松原」の端っこです。まずは記念撮影というポイント。潮風が爽やかです。
- 観光スポット(浜崎~唐津)
浜崎から唐津までは「虹の松原」、唐津城・・・と観光スポットが続きます。ディジタルカメラを持参して記念撮影。
- 海岸沿いだが、まだ平坦な道が続く区間(唐津市の湊町(立神岩付近)まで)
唐津の市内を観光した後は呼子へと向いますが、唐津市の湊町(立神岩付近)まで手前まではほぼ平坦な道が続きます。
- いよいよアップダウンが始ります(唐津市の湊町~呼子)
急ではないがアップダウンが始り、呼子(港)へは一気の下りです。この付近の店では「イカの活き造り」がうまいよ!。
- 呼子の朝市(呼子港近辺)
朝の7時半から11時までが朝市の時間です。それ以降は干物やびん詰めものを中心とした昼?市になりますが、干物を干す風景がのどかです。観光客も多いよ。
- いよいよ急なアップダウンが始ります(呼子~福島)
まずは呼子を出る時に一気の登り。名護屋城付近まではゆったりとした登り下りですが、それ以降は急な登り下りが待っています。
ツーリングマップルでは「大きなアップダウン、豪快な走り」となっていますが、チャリダーには辛い区間です。自分なりのペースで頑張って下さい。
- ゆったりした登り下りのあとは平坦な道となります(福島~伊万里~松浦)
最初はゆったりとしたアップダウンがありますが、伊万里周辺は平坦な道となります。松浦の近くにアップダウンがあります。
旅行日は'99.10.30~31、今回は単独行でした。
福岡~浜崎(虹の松原の端っこ)
国道202号線のスタートは福岡市博多区の「堅粕1丁目交差点」です。ここを起点として海岸沿い?に唐津を経由し、山越えで伊万里、有田へと続きます。
「堅粕1丁目交差点」をスタートすると、博多山笠で有名な「櫛田神社」、早朝の静かな中洲、通勤ラッシュで賑わい始めた天神と福岡市の中心を抜けて行きます。
福岡城跡裏の赤坂3丁目信号を左前方へと進み、室見川を渡ると次第に団地が多くなり、すぐに西九州自動車道の「拾六町IC」が見えてきます。ここからはきれいな道路、広い歩道、アップダウンも少ない・・と、気持ち良く走ることができる条件が揃っています。
「有田西交差店」までの国道202号線バイパスは,西九州自動車道(高架)の下/横を通る広い道で、気楽に走ることが出来ます。但し、この付近は学校が多いので朝夕は通学の自転車が我が物顔で走っています。また、眺めて楽しむような風光明媚な場所もありません。
有田西交差点で国道202号線バイパスが終わり、西九州自動車道横の急なアップダウンが続く狭い道となります。自動車でもここから前原へ出て海岸沿いの国道202号線へ向う人と、このまま狭い道を進む人に分かれるようです。このアップダウンは西九州自動車道終点まで続くので、坂のきらいな人は国道202号線へ避難する手もあります。
「西九州自動車道」終点から「二丈浜玉道路」入口まではゆるやかなアップダウンを含む広い道が続いています。「大入トンネル」を過ぎると間もなく「二丈浜玉道路」入口となるので、国道202号線へと移りますが、これからしばらくは海岸沿いの狭い道が続きます。
休憩ポイント
1.曲り田スポーツ公園:二丈町に入ってすぐの左手にあります。トイレ(水洗でペーパーもある)/ベンチ/水道/芝生完備。古代の住居が再現されています。
2.二丈パーキングエリア:二丈町の西外れの串崎の手前の海岸沿い。トイレ/ベンチ/自動販売機あり。海を眺めて休憩できます。
3.JR筑肥線の各駅
浜崎(虹の松原の端っこ)~唐津~呼子
「二丈パーキングエリア」を過ぎて串崎を躱すと正面に「虹の松原」、遠くに唐津市街が見えてきます。右手の歩道に移ってつかの間(この歩道はすぐに終わります)景色を楽しむこともできます。
浜崎入口の橋(玉島橋)を渡って右折し、集落を抜けて浜辺へ出ると「虹の松原」の端っこです。「虹の松原」全貌を眺め、まずは記念撮影というポイントで、潮風が爽やかです。
これから唐津までは「虹の松原」を抜けて行きます。木漏れ日を浴びながら・・・!。「虹の松原」は日本三松原の一つといわれ、古くはその長さから二里の松原と呼ばれていたそうです。
松原を抜けて右折する(ここで国道202号線を離れます)と、正面に唐津城が見えてきます。唐津城をバックにまずは記念撮影。次第に観光客が増えてきます。
唐津大橋を渡ると唐津城の入口です。入口横には唐津市内の観光案内板や江戸時代の唐津の町割り等が表示されています。市内観光の参考にして下さい。
唐津城前を直進すると「時の太鼓」が有ります。ここは休憩の好ポイントです(トイレ/ベンチ/水道あり)。唐津市内の観光が終わったら呼子へと向います。
唐津を過ぎると国道204号線となりますが、湊町/立神岩の先までは海岸沿いのほぼ平坦な道路が続きます。その後、いよいよアップダウンが始まりますが、呼子までは比較的ゆるやかな坂が続きます。
呼子港へは一気の下り坂です。呼子の朝市は7時半~11時頃までだそうですが、11時以降も干物を干す風景や干物/壜詰めものを中心とした市が続いています。
休憩ポイント
1.唐津城:観光/休憩の好ポイント。道を挟んだ駐車場にはトイレ/ベンチもあります。
2.時の太鼓:唐津城の前を直進した右手。トイレ/ベンチ/水道あり。「時の太鼓」とは江戸時代の刻を告げる太鼓楼です。
3.呼子港のフェリー発着所:呼子港の入口左手。トイレ/ベンチ/水道あり
呼子~玄海~肥前~伊万里
まずは呼子を出る時に一気の登りが待っています。一気に登ったあと、名護屋城付近まではゆったりとした登り下りです。
道の駅「桃山天下一」で記念のスタンプを押下し、名護屋城跡へと向います。名護屋城は入口の駐車場に車を停めて城跡を見物するようになっていますので、自転車を城内へ持込んで記念撮影をすることはできません。記念撮影をしたいときは、少し先の道路右側にある「茶苑.海月」駐車場から入ると、名護屋城の石垣/池をバックに記念撮影することができます。また、この付近は「豊臣秀吉」の韓国出兵時の陣地となったところで、陣地跡を示す看板をよく見かけます。
この後、いよいよ急坂の登り下りが待っています。ツーリングマップルでは「大きなアップダウン、豪快な走り」となっていますが、それはバイクでのこと、チャリダーには辛い区間です。自分なりのペースでめげずに頑張って下さい。
堪らずに「玄海町いこいの里」で小休止。ここは野球/テニス/サッカー等のグランドと公園を一緒にした設備です。日陰のベンチで腰を伸ばしてゆっくり休憩することができました。元気を回復して?出発ですが、アップダウンは伊万里市の波多津付近まで続きます。
伊万里市の波多津を過ぎるとやっとほぼ平坦な道路となります、お疲れさま!。伊万里焼に興味のある方はじっくりと見物し、興味のない方は市街をパスして先を急ぎましょう。
休憩ポイント
1.「茶苑.海月」駐車場:トイレあり。名護屋城跡入口を直進しトンネルを抜けた右側。名護屋城跡の記念撮影も可。
2.「玄海町いこいの里」:玄海町のスポーツ施設。トイレ/ベンチ/水道あり。玄海町に入ると表示あり。玄海町・有浦中学校の横。
伊万里~松浦~幻!の平戸口
伊万里を過ぎてしばらくは海岸沿いの平坦な道が続きます。伊万里から平戸口までは国道204号線と松浦鉄道が並行していますので、輪行と組み合わせて楽しむことも可能です。
また、'99.3.13から松浦鉄道に自転車をそのまま積み込みことができる自転車列車も走っています。
「福島口」を過ぎるとちょっとした登り/下りがあり、一気に「浦免」へと下りますが、正面に広がる海に飛び込んでいくような感じでした。
松浦市街の手前左側に「道路公園」があり、そこには松浦党水軍の巨大兜が置かれています。ここを過ぎると間もなく松浦市街です。
この後、松浦市内のT字路で左方から飛び出してきた車に引っ掛けられて転倒し、ツーリング続行不能となってしまいました。幸い身体は手の擦り傷と腰の打撲程度で済んだのですが、愛車は前後輪のリムが曲がってしまいました。
この事故でドライバーにとって自転車が非常に視認しにくいものであることを実感しました。皆さんも十分に注意してください。またヘルメットの有り難さも実感しました。
でも愛車の修理が終わればまた旅に出たいと思っています。松浦~平戸口もほとぼりが冷めた頃に走る予定です。
(この続きは、本土最西端・神崎鼻&平戸島ツーリング(2003/06/07~08)をご覧ください)
休憩ポイント
1.道路公園:松浦市街の手前左側。トイレ/休憩所あり。松浦党水軍の巨大兜が置かれています。
2.松浦鉄道の各駅
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